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zoom RSS 大友克洋「爆音―これが正しい観賞の仕方です。」

<<   作成日時 : 2013/12/11 19:50   >>

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画像「爆音―これが正しい観賞の仕方です。」
大友克洋

2011年の爆音映画祭で上映されたBDヴァージョンの『AKIRA』は、衝撃的な記憶を多くの者の身体に焼き付けたはずだ。監督の手によってフィルム版からブローアップされた音が生き物のように場内を駆け巡り、客席をかつて誰も経験したことのない場所に変えた。劇場内はまさに近未来のTOKYOとその終わりと始まりの時間そのものとなった。

映画における音の役割は、そこで語られる物語の補佐的なものであるだけでなく、音によるもうひとつ別の物語を語ること、そしてそのことによってまるで映画そのものが物語を語りかけてくるような有機的な強さを映画にもたらすことなのだと、『AKIRA』の音は語っているようであった。

大友克洋のコミックは動画になる前からそういった『AKIRA』BD版の音を内包していたように思う。もしくはそういった音を羨望していた。だからコミック作家であった大友克洋はすでにその時点で映画監督でもあったと言える。80年代後半以降、大友克洋の活動が動画へとシフトしていったのはその意味で当然のことだったのではないか。

今回の特集ではそんな大友克洋の、画面の中にあらかじめ埋め込まれた音、その画面が羨望し続ける音、そしてそれらの音が広げる私たちの視界の中に見えてくる未来を見つめてみたい。震災以降、まさに『AKIRA』の世界を生きていることを実感するばかりの私たちの日常は、大友克洋の音によって描かれるもうひとつの物語の中に潜んでいるはずだからだ。未来の始まりの音がそこにある。『AKIRA』の時代設定翌年の2020年に行われる東京オリンピックを、私たちはどんなふうに迎えることができるだろうか? その未来の風景を、爆音上映によって浮かび上がらせることができたらと思う。

樋口泰人(boid主宰・爆音映画祭プロデューサー/映画評論家)

【大友克洋 × 河村康輔 コラージュ展】
大友克洋提供による複製原画を河村康輔がコラージュした作品と、大友克洋映画作品ポスターを展示!
◆会場:バウスシアター1階 Lido Cafe
◆作品:ポスター(上杉季明)、コラージュ作品(河村康輔)
◆期間:12/7(土)〜20(金)

http://www.baustheater.com/

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